2009年 アジア保険市場のトレンド:CIO調査に基づくビジネスおよびテクノロジーの展望
Abstract
(このレポートは2009年6月18日に"Trends in Asian Insurance 2009:A Business and Technology Outlook Based on a Survey of Asian Insurance "というタイトルで英文で発表されましたが、日本語版を2009年8月31日に発行しました。)
世界の保険料収入のうちアジアが占めるシェアはなお比較的低水準にとどまっていますが、急速に伸びています。
セレントの最新レポート「2009年 アジア保険市場のトレンド:CIO調査に基づくビジネスおよびテクノロジーの展望」は、アジアにおける保険市場のトレンドとそれがIT投資におよぼす影響について分析しています。
今回のレポートで取り上げた市場トレンドは、セレントが常時行っている業界関係者への取材や2008年末に保険会社のCIOを対象に実施したインタビューを反映したものです。インタビューのテーマは新規プロジェクトへの投資、予算配分の内訳、アーキテクチャ戦略、標準化、WebサービスおよびSOA、ベンダー市場などに及びました。
「アジアの保険会社は提携代理店、バンカシュアランス、テレマーケティング、総合代理店、金融コンサルティング会社など複数の販売チャネルを利用しています。だがなお、伝統的な販売チャネルが主流となっているのが現状です。CIOへの取材によると、来年は代理店ポータルや直販チャネルへの投資が拡大する見通しです」とセレントアジアリサーチグループのシニアアナリストでレポートを執筆したウェンリ・ユアンは述べています。
レポートでは、アジアの国および地域における保険業界の現状を明らかにし、その成長要因を分析しています。また、金融危機がアジアの保険業界に及ぼした影響についても検証しています。