新大陸から欧州保険会社への5つの教訓
2005/09/16
Abstract
米国保険市場は世界でも最大の規模を誇り、2004年の保険料収入は9,000億ユーロ(約120兆円)超を記録しました。これに続くのがEU市場で、中でも英国、ドイツ、フランス、イタリアが主要市場を形成しています。これまでは米国と欧州の保険市場の違いに注目されることが多かったのですが、セレントの最新レポート「新大陸から欧州保険会社への5つの教訓」では、両地域の保険会社が中核業務で実践しているビジネスプロセスの類似点を取り上げています。
「ビジネス戦略はそれぞれ異なる課題に重点が置かれていますが、そこで使われるビジネスプロセスは共通しています。この類似点に焦点を当てることで、成功につながるIT戦略を見出すことができるのです」と、セレントのシニアアナリストでレポートを執筆したキャサリン・シュミットは述べています。
Alignment (調整) |
Agility (機敏性) |
Accessibility (アクセス性) |
Affordability (コストの妥当性) |
レポートでは、欧州の保険会社が米国の保険会社から学ぶことのできる重要分野として、①コンプライアンス、②チャネル販売、③顧客の収益性、④標準、⑤レガシーシステムの最大活用法の5つを挙げています。また、オールステート、エレクトリック・インシュアランス・カンパニー、アメリカン・ナショナル・インシュアランス・カンパニーのケーススタディも掲載しています。
このレポートは7図と1表を含む27ページで構成されています。
注)ユーロから日本円への換算レートは、2005年8月31日の仲値(東京三菱銀行公表による)を参照。