2008年 フィナンシャル・プランニング・システムベンダーのランキング
Abstract
フィナンシャル・プランニング業界は進化を続けており、ウェルスマネジメントの分野で引き続き重要な役割を担うことになり、今後は、フィナンシャル・プランニングを手掛けるベンダーとウェルスマネジメントの様々なプラットフォームとの間でさらに連携が深まるでしょう。
金融危機が深刻さを増していったここ数ヵ月間に、ウェルスマネジメント会社の多くは、金融危機が商品、アドバイザー、顧客、そして業界全体の動向に及ぼす影響を分析してきました。同時に、顧客管理の方法をめぐる取り組みにも注力してきました。
「特に注目したのは、顧客とより頻繁にコミュニケーションをとり、財務状況のチェック、アセットアロケーションや保有銘柄に関する戦略の確認を行うほか、顧客に市場への回帰を働きかけることです。そうした状況では、ソリューションの一環としてフィナンシャル・プランニング・システムが重要な役割を担うことになるでしょう」とセレントのシニアアナリストでレポートを執筆したイザベラ・フォンセカは述べています。
セレントの最新レポート「2008年フィナンシャル・プランニング・システムベンダーのランキング」は、フィナンシャル・プランニング・システムを手掛ける北米の有力ベンダー11社を分析しています。取り上げたベンダーはAdviceAmerica、Advisor Software、CGI、EISI、Impact Technologies、Money Tree、NorthStar、PIEtech、PlanPlus、サンガード、トムソン・ロイターです。
レポートではまず過去1年半~2年間におけるウェルスマネジメント市場の発展状況を示し、フィナンシャル・プランニングの分野に進出している主要ベンダーの概要を紹介しています。次に、各ベンダーを詳しく分析し、それぞれのソリューションの強みと弱みを指摘しています。また、ソリューションごとに特性と機能を評価し、ベンダーを比較しています。セレント独自の評価ツール「ABCDベンダービュー」に基づくベンダーランキングも掲載しています。