「Finovate」にみるモバイルのイノベーション
2011/10/18
バート・ナーター
Abstract
銀行関係者の間で引き続き最も注目を集めている話題といえば、モバイル金融サービスではないでしょうか。今なお新しいものですが、急速に変化しており、世界中のどこかで毎日のように「モバイルの次なるブーム」といったPRが発表されています。モバイル市場の規模について、またモバイルが金融サービスやリテール業界にもたらす変化について話すとき、人々の目が期待に輝いているように思えます。
セレントの最新レポート「『Finovate』にみるモバイルのイノベーション」は、金融分野のイノベーションをテーマとする会議「Finovate」で、モバイルを利用したサービスで特筆すべきものを発表した企業を紹介しています。レポートで取り上げたベンチャー企業は以下のとおりです。
- Bankons
- Bill Shrink
- Discover and PayPal
- eWise
- Goal Mine
- Kony
- Mitek
- Wipro
「モバイルサービスは極めて重要です。グーグルによると、モバイルインターネットを利用している人は全世界で10億人を超えており、うち23%は携帯電話からインターネットに接続しています。モバイルはデータ入力よりも情報を入手するのに適したツールです。データ入力はパソコンを使った方が簡単なので、口座を開設して支払先を設定するのはパソコンの方がはるかに便利です」と、セレント銀行グループのシニアバイスプレジデントでレポート執筆者のバート・ナーターは述べています。
レポートでは各ベンチャー企業のモバイルサービスについて、金融機関との関係、エンドユーザーとの関係、イノベーション、市場の空白をいかに攻略しているか、ビジネスモデル、モバイルとの関係といった視点から評価しています。