プリペイドの活用による次世代決済イノベーションの推進
2020/08/10
Designing and Partnering for Success
Abstract
ギフトカードを購入したことがある人なら誰でも、プリペイドアカウントの概念、つまり、資金を利用する前に資金を入金する必要があるということを知っているだろう。しかしプリペイド市場は、テレフォンカードやギフトカードとしての地味な始まりから大きく発展してきた。現在プリペイドアカウントは最新の金融サービスの重要な要素となっており、P2P(Person-to-Person、個人対個人)決済から融資、効率的なデジタル決済まで、ユースケースやソリューションの急速な増加を推進している。また、「プリペイド」はもはや物理的なカードだけを意味するものではなく、関連する物理的カードのあるなしに関わらず仮想アカウントも含まれる。
この簡単な入門レポートでは、金融サービスのイノベーターがプリペイドベースのプログラムを検討する際に必要な、重要な設計上の選択の概要を示している。
- クローズドシステムとオープンループシステムのどちらにするかを決定する。
- 最初から明確なユースケースとプログラムの価値を念頭に置く。
- 競争・規制の状況を考慮して、顧客ニーズに最も効果的に対応する収益性の高いソリューションを設計する。
選択が複雑なので、決済業界の複数プレーヤーが協力して設計し、計画通りのプリペイドプログラムを提供する必要がある。単独でこれを行うことは不可能なので、適切なパートナーを選択することが重要である。また、プリペイドプログラムを成功させるために、プリペイドプログラムのオーナーがパートナーに求めるべき主要な特性と能力についても説明する。
(詳しい情報は、セレント北川俊来TKitagawa@celent.comまでお問合せください)