2015年 リテールペイメントのトップトレンド
2015/01/26
Abstract
本レポートは、2014年を通じてセレントのアナリストが注視し続け、2015年の業界を方向付けるとみられるリテールペイメントの10の重要テーマを取り上げています。
セレントはペイメントのトレンドについて毎年レポートを発行していますが、5年目となりました。リテールに焦点を当てた本レポートに続き、近日中に「2015年 コーポレートペイメントのトップトレンド」も発行する予定です。
2014年にセレントのアナリストが取り組んできたリテールペイメントに関するテーマのうち、2015年も新たな展開が見込まれる10の重要テーマについて取り上げています。全体として、それらは先進市場における重要テーマをかなり正確に映し出しているといえるでしょう。このうちいくつかのテーマについては、個別のセレントレポートでこれまでも詳しく取り上げてきましたが、中には今回初めて議論するテーマも含まれています。
「デジタル決済は2014年もペイメント業界における優先課題とされてきましたが、2015年もその傾向は続くでしょう。デジタル決済をめぐる動きは依然として活発で多様化しており、Apple Payを取り巻く熱狂によってその影が薄くなることはないでしょう。また当然ながら、規制やセキュリティーといったその他の重要課題にも業界として取り組んでいくことが求められます」とセレント銀行プラクティスのシニアアナリストでレポートを執筆した ジルビナ・バレイシスは述べています。
決済業界が、かつてないほどダイナミックかつ活気に満ちていることは間違いありません。本レポートは、昨今のリテールペイメントをめぐる重要な動きを明らかにし、その変化に対応しようとする金融機関をサポートすることを目的にしています。