2009年 保険業界のソフトウェア導入動向:損害保険
2009/06/04
クレイグ・ウェバー
Abstract
2008年、保険業界のほぼ全てのセクターでソフトウェア導入の成約件数は横ばいで推移しました。
セレントの最新レポート「2009年 保険業界のソフトウェア導入動向:損害保険」は、保険業界向けソフトウェアを手がける有力ベンダーから入手した取引データを分析しています。2007年および2008年の導入事例をカテゴリー別に詳しく分析した結果、市場の混乱にもかかわらず、保険会社がソリューションへの投資を継続していることがわかりました。
レポートでは、導入事例を①保険会社の規模②契約のタイプ③4つの重要カテゴリー(コアプロセッシング、販売、インフラおよび財務、文書/コンテンツ管理)と多数のサブカテゴリーに分類しています。また、同じテーマを扱った過去のレポートのデータに基づいて長期トレンドを分析し(下図参照)、重要カテゴリーごとに有力ベンダーを特定しました。
また、ベンダーから得たデータをもとに「セレント・トラクション・インデックス」の有力ベンダーを選定しました。これは、保険の各分野でどのベンダーが成功を収める可能性があるかを示す指数です。
「成約件数が底堅く推移しているのは予想通りの展開です。我々は顧客や業界関係者への取材を通じ、世界的な景気後退にもかかわらず、効率性やサービスの質の向上をめぐる競争が続いていることを把握していました。ただ、それを裏付けるデータが示されたことは意義あることです」」とセレント保険プラクティスのシニアバイスプレジデントでレポートの共同執筆者であるクレイグ・ウェーバーは述べています。
本レポート12図と4表を含む31ページで構成されています。