2016年 保険金請求システムベンダー:北米損害保険
2016/12/18
Abstract
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | 北米市場に保険金請求システムを投入しているベンダーは? |
2 |
最新の保険金請求システムはどのような機能を備えているか? |
3 | 2016年「セレント北米ABCDアワード」を受賞したのは? |
本レポートは、セレントが2016年に北米の損害保険会社向け保険金請求システムを対象に行った調査結果をまとめたものです。ここでは、28のベンダーが提供する30のシステムについてその特性を紹介し、セレントの「XCelentアワード」の受賞者を発表しています。
保険金請求システムは引受け方針と保険対象範囲、請求案件、請求者に関する情報を収集し、請求案件の状況を評価した上で、意思決定し支払いを含む措置をとり、取引の執行と記録の保管を行います。
「保険金請求については、ほとんどの保険会社は何かしら対策を講じています。半数以上の保険会社は、現行年度に保険契約管理システムの一部置換を進めていると回答しています。その背景は様々ですが、一般的に、レガシーシステムは長期間が経過による維持保管のコストが膨らむ状況にあります」と保険プラクティスのリサーチ・ディレクターであるドナルド・ライトは述べています。
「保険金請求システムの置換によって保険会社が達成しようとしている目標は ①売り上げ増による業績の拡大 ②生産性の向上とコスト抑制による合理化の実現 ③正確なリスク評価、引受けの意志決定の向上、保険金請求額のより正確な調整 の3つです」とシニア・アナリスト、カーリン・カーナハンは話しています。