2012年 アジア保険会社のCIO調査:今後1年の展望
2012/07/05
ウェンリ・ユアン
Abstract
アジアの保険会社が2012年のIT投資の促進要因として挙げた項目のうち、トップ3となったのは業務効率の向上、市場シェアの拡大および規制遵守でした。
セレントの最新レポート「2012年 アジア保険会社のCIO調査:今後1年の展望」は、2012年の市場を取り巻くビジネストレンドを詳しく分析し、それらがIT投資にどのような影響を及ぼすかを考察しています。レポートでは重要なビジネステーマを特定し、アジアの保険会社が策定したIT投資計画や優先分野を紹介しています。予算およびIT投資の内訳、アウトソーシングの利用状況、モバイルソリューションなどの最新テクノロジーへの関心度についても取り上げています。
「調査対象となった保険会社のうち、現場でモバイル機器を活用する社員(営業、アンダーライター、調査員等)にモバイルソリューションを提供している会社は全体の60%、潜在顧客や社員にこれらを提供している会社は50%をそれぞれ超えています。2015年には、潜在顧客、社員、保険契約者などに幅広くモバイルソリューションを提供する保険会社は全体の60%を超えるでしょう」と、セレントのアジア金融サービスグループのシニアアナリストでレポートを執筆したウェンリ・ユアンは述べています。
本レポートで取り上げたトレンドやデータは、セレントが継続的に行っている調査、特に2012年4月から6月にかけて中国、香港、オーストラリア、インド、日本の保険会社のCIOを対象に実施した調査結果に基づいています。