小規模銀行向け勘定系ソリューション:グローバルな展望
Abstract
勘定系システムは銀行の業務処理の中枢部分を担います。銀行はソフトウェア・ベンダーの協力を得ながら、トランザクションの処理にインターネット技術を活用する可能性を探ってきました。
かつて紙ベースで行われていた処理の大半は電子化され、自動化による効率性や生産性の向上がさかんに叫ばれるようになりました。勘定系システムは24時間365日休みなく稼動し続け、インターネット・バンキングやATM、電話、デビットカードなどを通じた銀行業務や取引を支援します。セレントは最新レポート「小規模銀行向け勘定系ソリューション:グローバルな展望」において、世界の小規模銀行が利用できるさまざまなソリューションを比較しました。また世界の小規模銀行のニーズに対応している勘定系ベンダーについて概説し、セレント独自の「ABCDベンダービュー」を用いてこれらのベンダーを評価しています。
出典:セレント
「北米とは異なり、北米以外の世界の小規模銀行では、ホステッド・モデルより、オンプレミスでの運用が選好されています。信頼性の高い通信ネットワークが十分に発達しておらず、データセキュリティ上の懸念がぬぐえないことから、銀行は勘定系システムを自社のインフラとして導入してきました」とセレントのアナリストで本レポートを共同執筆したラジェッシュM Rは述べています。
「これら世界的ベンダーのシステムには、小切手のバッチ処理が組み込まれていません。つまり当初から、リアルタイムで処理するような機能設計になっているのです」とセレント・バンキンググループのシニアバイスプレジデントで本レポートを共同執筆したバート・ナーターは付け加えています。
本レポートは勘定系をテーマにしたシリーズの第三編です。今後もさらに「中規模銀行向け勘定系ソリューション:グローバルな展望」、「大手銀行向け勘定系ソリューション:グローバルな展望」などのレポートを発行していく予定です。
本レポートは9図および20表を含む36ページで構成されています。