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2016年 北米の生命保険会社向け新契約引受システムの最新トレンド

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2016/09/16

Abstract


生命保険会社の新規顧客獲得および引受け業務のフロントエンドプロセスは自動化の機が熟しており、特に引受け業務ではその傾向が強くみられます。生命保険会社が業務の効率化を進め、ミドルマーケットへの販売で収益性を確保するためには、引受け業務の自動化は不可欠といえるでしょう。

KEY RESEARCH QUESTIONS
1 ベンダーの報告によると、新規顧客獲得および引受けの独立型システムは新たにいくつ投入されているか?

2

新たなシステムのどの機能が保険会社の関心を集めているか?
3 今後2年間にこの分野に新規投入される独立型システムはどのくらいあると予想されるか?

本レポートは、北米の生命保険会社向けに投入されている新規顧客獲得および引受けシステムの市場と導入および機能のトレンドについて取り上げています。その中では過去4年間のトレンドを分析し、今後2年間のトレンドを予測しています。また、2013年4-6月期から2016年1-3月期までの2年間の独立型システムの販売件数と1016年1-3月期現在の顧客数についてベンダーから入手したデータを掲載しています。

北米における新規顧客獲得および引受けシステムの販売件数は、今後も着実なペースで増え続けるでしょう。既にベンダーのソフトウェアを導入済みの保険会社の数は、潜在市場全体に対して少数にとどまっています。ミドルマーケットの収益性を鑑みれば、引受けプロセスをマニュアルで行うのはコストがかかりすぎます。保険会社は、引受けリスクに見合った意思決定ができるよう、引受け業務で利用する外部データの自動化を検討すべきでしょう。

「これらのシステムを購入する保険会社の多くは、大手プレーヤーです。システム導入によって業務を効率化するためには、かなり大量の申請案件をシステムで処理する必要があるからです。ただ中規模の保険会社の中にも、競争力を維持するためにこれらのシステムに投資しているケースが見られます。システムを導入することで、中規模の保険会社でも、引受人がマニュアルで処理する方法ではなかなか成しえない急成長を遂げることが可能になります」と保険プラクティスのアナリストでレポートを共同執筆したカレン・モンクスは述べています。

「今、市場の関心は引受けシステムに集まりつつあります。引受けルールの自動化は、デジタル化やストレート・スルー・プロセッシングを進める上で重要なステップといえるでしょう」とシニア・アナリストでレポートの共著者であるコリーン・リスクは話しています。