2014年アジアの保険市場:CIOの視点
2014/04/16
ウェンリ・ユアン
Abstract
アジア太平洋地域のCIOの間の目下の課題トップ3は、デジタル化、データマスタリーおよびアナリティクス、テクノロジー活用によるイノベーションです。
セレントの最新レポート「2014年アジアの保険市場:CIOの視点」では、業界における継続的な調査に基づくセレントの見識、今回は特に2013年末から2014年初めにCIOを対象に実施した調査結果から、同地域における業務上の優先課題、ITプロジェクトおよび投資動向を展望します。調査では、2014年におけるビジネスおよびIT上の優先課題、ならびに予算、ITプロジェクト、デジタル化、アウトソーシング、システム改革、イノベーションの詳細について質問しました。
「デジタル化がITプロジェクトの主要なドライバーとなっており、調査対象の保険会社の70%超はすでにデジタル化プロジェクトに取り組んでいました。Web 2.0の台頭により、大規模なデータにアクセスできるようになり、保険業界はオープンデータによってもたらされるビジネス機会に開眼しつつあります。アジア太平洋地域では、データマスタリーおよびアナリティクスが重要な投資分野となるでしょう」とセレントのアジア金融サービスグループのシニアアナリストでレポートを執筆したウェンリ・ユアンは述べています。