2008年 保険金請求システムベンダー
Abstract
セレントは、ベンダー19社が提供する21の保険金請求システムを詳しく分析しました。
セレントが2006年に保険金請求システムベンダーに関する最初のレポートを発行してから、保険金請求のレガシーシステムのリプレースは急速に進んできま した。今回のレポートで取り上げたベンダー19社は、ここ2年間に100以上の保険金請求システムを販売しました。2008年後半には、50社を超える保 険会社がこれらのベンダーからライセンス供与された新システムを導入しています。
本レポートでは、セレント独自の「ABCDベンダービュー」を通じて市場におけるベンダーの相対的な位置づけを示しています。これは、①テクノロジーの先 進性と柔軟性②機能の幅③顧客基盤④顧客サービスとソリューションの充実度―の4つの要素に基づく評価を図表化したものです。
さらにレポートでは、保険金請求のレガシーシステムを最新システムにリプレースすることで保険会社が主要戦略として掲げる①成長②業務の効率化③引受けの成約―の実現に向けた効果が得られることも明らかにしています。
「2006年以降、レポートで紹介したベンダーの約4 分の3がテクノロジープラットフォームのアップデートと機能拡充の両方またはいずれか一方を実現した新システムを投入しています。基本的に全てのベンダー は、自社のソリューションを保険会社のSOA環境に対応させるための大規模な投資を行っています。また、ほとんどのソリューションは使いやすさやパーソナ ライズ化といった点で飛躍的に進化し、新人・ベテランのいずれの査定人にもメリットをもたらしています」とセレント保険プラクティスのシニアアナリストで レポートを執筆したドナルド・ライトは述べています。
本レポートは5図と2表を含む全96ページで構成されています。