中小企業向けバンキングでチャレンジャーになる:フィンテックを組み込む
2023/05/12
次世代の顧客エンゲージメント・ソリューションの状況
Abstract
中小企業向けバンキングでチャレンジャーになるには、金融機関が「名詞」、つまり商品を提供することから、「動詞」、つまり顧客の行動を可能にすることに移行する必要がある。挑戦者たちのスローガンは、「貴社のビジネスをより良くし、成長させる」である。
過去10年間、金融機関は中小企業向けバンキングにおいて、ますます厳しい競争に直面してきた。「顧客の金を預かる」ことは商品である。フィンテック、大手ハイテク企業、会計ソフト会社はプラットフォーム戦略を追求し、その活気のある顧客基盤によって存続を脅かす脅威となっている。テクノロジーの進化と信頼できるフィンテック・パートナーにより、金融機関はチャレンジされる側からチャレンジする側になる機会を得て、チャレンジャー方式で成功を収めている。
図: チャレンジャー方式
本レポートでは、以下のフィンテックパートナー8社を取り上げている。
Autobooks、BankiFi、FIS Business Hub、Monit(Apiture Business Insights powered by Monitの概要を含む)、9Spokes、Personetics、TCS Customer Intelligence & Insights、upSWOT