2017年 金融業界の現状レポート:将来の株主価値の増大のための変革
2017/02/13
REPORT PREVIOUSLY PUBLISHED BY OLIVER WYMAN
Abstract
デジタルテクノロジーが人々の生活や仕事を変える中、金融サービス業界は、様変わりした市場へ対応を迫られています。
既存金融機関がコアビジネスで競争力を保つには、コスト削減のためにしてきた以上にデジタル変革に投資し、取り組まなくてはなりません。しかしながら、既存ビジネスツールを一新するだけでは、株主の利益を生み出せません。削減したコストの大半は最終的には顧客に還元されるものです。既存金融機関の既存事業のデジタル化は、株主の利益を保護するものですが、増大させるものではないのです。
既存金融機関が株主利益の増大を目指すには、新たに競争上の強みを生み出し、維持する必要があります。本レポートは、テクノロジー業界の3つのプレーヤー(要望を統合する者、プラットフォームプロバイダー、コンポーネントサプライヤー)を使って、既存金融機関が変革をどのように舵取ればよいかを解説します。
ここでの各プレーヤーは、金融機関の中の一部門を指し、モジュラー金融サービスのエコシステムの一つのユニットとしての役割をはたします。そして、持続可能な競争力を生み出す能力を持っています。
さらに、レポートは競争力構築や株主利益の増大への既存金融機関の道程において、各プレーヤー(部門)が全体組織の中で及ぼすべき影響やそのマネージメントについても述べます。
本レポートの詳しい情報は、オリバー・ワイマンのウェブサイトをご覧ください。