2011年 アジア保険会社のCIO調査:プレッシャー、プライオリティ、プラクティス
Pressures, Priorities, and Practices
Abstract
アジアの保険会社が2011年IT投資の促進要因に挙げた事項のうち、トップ3となったのは業務の拡大、エージェントやその他の販売チャネルとの業務の円滑化、顧客とのやり取りの円滑化です。
セレントの最新レポート「2011年アジア保険会社のCIO調査:プレッシャー、プライオリティ、プラクティス」は、アジアの保険会社のCIOを対象に行った年次調査の結果をまとめています。
レポートでは、2011年の保険市場のビジネストレンドとそれらがIT投資に及ぼす影響を詳しく分析しています。また、業界の主な話題、アジアの保険会社のIT投資計画や優先分野についても幅広く論じています。さらに、予算やIT投資の具体的な内容、アウトソーシングの利用状況、最新テクノロジーへの関心度なども取り上げています。
「今年は販売関連のIT投資が増えています。投資対象として、エージェントや提携業者などの販売チャネルを優先する傾向が続いています。ただ、アジアの保険会社にとって、インターネット、銀行窓販、モバイルといった販売チャネルの重要性は昨年に比べ高まっています」と、セレント・アジア金融サービスグループのシニアアナリストでレポート共同執筆者のウェンリ・ユアンは述べています。出典:Celent Asia Insurance CIO Survey 2011
「アジア太平洋地域では、クラウド・コンピューティングやモバイルアプリケーションの利用が広がっています」と、アジア金融サービスグループのアナリストで共同執筆者の孔慶順は述べています。
本レポートで取り上げた市場のトレンドやデータは、セレントが業界関係者に継続的に行ってきた取材を通じて得た情報、特に、2011年3月から4月にかけて中国、香港、台湾、オーストラリア、インド、韓国、タイの保険会社のCIOを対象に実施した調査結果に基づいています。