2016年 欧州・中東・アフリカの新規契約/引受システムベンダー
Abstract
景気の低迷が続くなかで生命保険の申請件数は伸び悩んでおり、保険会社は申請手続きや証書発行に係るコストの削減に強い関心を示しています。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | 生命/年金/医療保険の新規契約/引受システムとはどのようなものか? |
2 |
同システムをめぐって最近どのような動きがあるか? |
3 | EMEA市場にはどのベンダーが進出しているか? |
新規申請案件をストレート・スルー・プロセッシング(STP)で処理できるようにするには、新規申請および引受け機能の自動化が不可欠です。保険会社はシステムの導入により単価の低減と利益率の向上を図り、成長・サービス・販売目標を達成し、新規案件1件当たりのコストを削減するためにはこうしたプロジェクトが必要といえるでしょう。
本レポートは、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域の生命保険会社が入手可能な新規契約および自動引受け(NBUW)システム、14のシステムのの特徴を紹介し、テクノロジー戦略の見直しを行う際の参考、また評価対象とすべきベンダーリストを作成する上で役に立てていただけるものです。
「自動引受けシステムの開発は30年近く前に始まり、今ではその柔軟性が向上して保険会社が引受けのルールやワークフローを定義・設定できるようなっています」とセレント保険プラクティスのアナリストでレポートの共著者であるカレン・モンクスは述べています。
「これらのシステムを導入することで、従来バックオフィスが行っていたプロセスの一部をフロントオフィスに移行し、保険会社は申請者の特性を考慮しつつ商品や価格設定の見直しができるようになります」とシニアバイスプレジデントでレポートを共同執筆したジェイミー・マクレガーは話しています。
「保険会社にとって、市場に投入されているシステムの中から最適なものを特定するのは難しく、このレポートを参考にして選定プロセスを容易かつ短いものにしていただければ幸いです」と、シニアアナリストでレポート共著者のニコラス・ミシェロッドは述べています。
レポートでは14のシステムの特徴として、①ベンダーとソリューションに関する情報②域内で利用可能なプロフェッショナルサービスとサポート機能③顧客基盤④実装された機能と業務部門⑤テクノロジーとパートナーシップ⑥導入およびコスト―について紹介しています。
本レポートは85p、1図と85表で構成されています。