2009年 リモート・デポジット・キャプチャーのマーケットトレンド、新モデル
Abstract
金融危機、失速する経済にRDC(リモート・デポジット・キャプチャー)リスクに対するFFIEC(米国連邦金融機関検査協議会)ガイドラインが重なり合い、RDCの成長を阻む結果となりました。このような状況にも関わらず、3,600の金融機関で新たなソリューションが導入され、過去1年間で顧客数は130,000以上増加しています。
昨年、RDCの市場導入をめぐるレースは長期戦へと様変わりしました。そして、金融危機によりさらに厳しい状況になっています。予算は消え、製品戦略は滞りました。クライアントが支出を引き締め、ビジネス環境は活気を失い、RDC販売率(多くの金融商品とともに)は低下しました。さらに、RDCリスクに関するFFIECガイダンスが2009年1月に発行され、コンプライアンスが一層求められるようになり、この未発達市場の成長を阻む事となりました。
セレントの新規レポート「2009年 リモート・デポジット・キャプチャーのマーケットトレンド、新モデル」では、2009年に入って新たに3,600を超える金融機関がRDCを導入し、2009年末には通算10,400の金融機関でRDCが導入されることになります。しかし、顧客側のスキャナー実装台数は予想を下回っており、2009年末までにRDCユーザー/スキャナー数は前年比35%増の505,250となる見通しです。
出典:セレント
「興味深いことに、過去1年間、RDC市場は継続的に成長を続けており、新しいマーケットおよび新モデルが出現しています。TWAIN準拠のスキャン方法を採用した中小企業向けRDCを求める金融機関が増加するのに伴って、独自の手形スキャナーではなく、複数の銀行で使用可能な汎用ソリューションが勢いを増しています」とセレント・バンキンググルーのシニアアナリストで本レポートの著者であるボブ・ミーラは述べています。
本レポートは25図および19表を含む62ページで構成されています。