セレントモデルバンク2017:不正行為防止と収益拡大を同時に実現:IndusInd Bank
Abstract
セレントモデルバンクアワード:不正行為防止とサイバーセキュリティ部門受賞:
不正行為防止と収益拡大を同時に実現:IndusInd Bank
IndusInd Bankは2017年セレントモデルバンクアワードの「不正行為防止とサイバーセキュリティー」部門を受賞しました。同行は、組織全体にチャネルの枠を超えたリアルタイムの不正行為およびマネーロンダリング防止プラットフォームを導入し、さらにインメモリデータを再利用して、同時にリアルタイムでクロスセルとアップセルを実施する取り組みを始めました。
IndusInd Bankのこのプロジェクトは、不正行為防止とクロスセルという「陰と陽」を同時に実現した実例と言えます。
現在のように世界中がつながっている環境では、商品やチャネル別のシステムを通じて不正行為を防止するのはもはや有効ではありません。全社規模の不正行為防止システムを構築し、以下の全てを対象にリアルタイムで運用する必要があります。
- 商品:カード、当座勘定、融資など
- チャネル:ATM、POS、支店、モバイルなど
- 顧客、従業員および第三者
IndusInd Bankは、CustomerXPの「Clari5」ソリューションを15のリアルタイムシステムと7つのバッチシステムに統合し、社内で不正行為およびマネーロンダリング防止システムを変革しました。さらにインメモリデータを再利用し、同時にリアルタイムでクロスセルとアップセルを実施する取り組みを始めました。
「IndusInd Bankが全社規模の不正行為およびマネーロンダリング防止プラットフォームを導入したことは、それだけでも素晴らしいことです。しかし、我々が特に注目したのは、その同じプラットフォームがメモリ上に読み込んだデータを使って、同時にリアルタイムでクロスセルとアップセルを実施できるようにした同行のイノベーションです。同行が実現した不正行為防止とクロスセルという『陰と陽』から、他の銀行も学ぶことがあるはずです」と銀行プラクティスのシニア・アナリスト、ジルビナス・バレイシスは述べています。