ソーシャルメディアと次世代オンラインバンキングの徹底分析
Abstract
銀行の多くはなおソーシャルメディアに無関心な姿勢を取っていますが、中には小さな試みを始めた銀行や、ひと握りではあるものの、積極的に深く関与する銀行も出てきました。銀行が好むと好まないとにかかわらず、ソーシャルメディアはすでにオンライン世界の重要な要素であり、これに対応することは必須と考えられます。
オンラインの世界では、常に新たなトレンドや活動が生まれては話題を提供しています。中でも現在特に好まれているのが、オンラインコミュニティ、ブログ、Facebook、Twitterなどです。目がくらむほど多くの選択肢と向き合うのはある意味でチャレンジであり、消費者の多くはこれを歓迎していますが、銀行にとっては苦悩の種と言えるでしょう。
銀行はこうしたソーシャルメディア活動を日常の営業活動や顧客との関係構築にうまく取り入れるとともに、オンラ インバンキングや自行のウェブサイトに組み入れていくことが必要です。セレントの最新レポート「ソーシャルメディアと次世代オンラインバンキングの徹底分析」では、ソーシャルメディアの現状とそれがオンラインバンキングに及ぼす影響を詳しく分析しました。
「データや情報を消費者に向けて一方的に流す時代は終わり、今や流れは双方向になりました。銀行は自身に向 かって流れてくるデータや情報、対話を活かさなくてはなりません」とセレント・バンキング・グループのシニアアナリストであり、本レポートを執筆した ジェイコブ・イエーガーは述べています。
本レポートでは、まずFacebookとTwitterがもたらすビジネスチャンスを分析し、続いてブログ、オンラインコミュニ ティ、インタラクティブ・トレーニング、ソーシャル・バンキングなどについて考察した後、最後にケーススタディとして、ソーシャルメディアと次世代オンラインバンキングを融合させた企業、SmartyPigを取り上げています。
本レポートは22図および2表を含む36ページで構成されています。