地平線を目指してESGの大平原を進む:差別化要因としてのデータ
2022/06/20
Abstract
本レポートは、ウェルスマネジメントにおける環境、社会、ガバナンス(ESG)に関する3回シリーズの第1弾であり、紹介ビデオ:ESGへの取り組み:変化をもたらす起爆剤に続くものである。
ESGへの配慮は、ウェルスマネジャーの提案を推進する重要な要因である。本レポートではESG市場の主なトレンド、変化、機会に焦点を当てる。その後、これらのトレンドがウェルスマネジャーに与える影響と、ESG視点の取り組みがもたらす課題をテクノロジーで解決する方法について説明する。
·本レポートではESGの主なトレンド、変化、ウェルスマネジャーの機会に焦点を当てる。
·ESGへの投資と取り組みは世界中で急速に拡大している。
·投資戦略はスクリーニングと除外からインパクト投資とテーマ投資へと移行し、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の個別化が進んでいる。
·世界各地で法整備が進んでいるが、規制の難しさは否めない
·ESGの枠組みでの投資は急速に成長している分野だが、「ESG」というキャッチフレーズの意味が薄れてきているという批判がある。
·主観性などのデータ上の課題が、ESGの導入・受容率における課題の根幹にある
·業界は「グリーンウォッシング」の有害な影響を調整し、より客観的でデータに基づくカスタマイズ可能なESGポートフォリオ/ ソリューションを開発するために、ビルド対バイアプローチによって、拡張性のあるテクノロジーソリューションをどのように展開できるかを決定する必要がある。
今後のレポート:
グリーン化は容易ではない:アドバイザーおよび顧客のための最適なESGポートフォリオエンジンの開発
巧妙なトリック?テクノロジーによるESGデータ課題の解決:ベンダー評価