中小企業向け融資の現状とシステムの果たす役割
2010/04/23
Abstract
中小企業は資金対策として、銀行に代わる事業運営資金の貸し手を探し始めています。
中小企業にとって、融資を受けるのは簡単なことではありません。中央銀行が中小企業向け融資を保証する救済措置を打ち出し、多額の資金を投入して銀行に対するリスク保証を行っているにもかかわらず、銀行は様々な理由から中小企業への融資に二の足を踏んでいます。融資資金の供給が不足しているのは、中小企業のニーズが低迷しているからではありません。むしろ、中小企業は生き残るため、さらに景気回復時に備えるための資金援助を必要としています。セレントの最新レポート「中小企業向け融資の現状とシステムの果たす役割」は、現時点での銀行の貸出ポリシーについて分析しています。
出典:セレント
「中小企業は銀行不信や銀行離れの兆しをみせており、銀行はその動向を注視し、適切な対策をとる必要があります」とセレント銀行グループのシニアアナリストでレポートを執筆したエンリコ・カメリネッリは述べています。
レポートでは、銀行が中小企業の借り入れニーズと市場シェアを取り戻すためにシステムが果たせる役割を検証しています。具体的には、中小企業のさらなるニーズに対応し、同時に自行の利益にもなるような企業融資管理システム(CLMS)はどんな基準を満たす必要があるかを分析しています。
このレポートは20図と1表を含む50ページで構成されています。