2023-2028年 テクノロジー別ウェルスマネジメントIT支出予測
2024/02/05
自動化、高度なアナリティクス、およびAIの時代に突入
Key research questions
- 今後5年間のウェルスマネジメント会社によるIT投資額は?
- 支出が最も大きく成長するテクノロジー分野は?
- テクノロジー支出とその成長は地域によってどのように異なるのか?
Abstract
ウェルスマネジメント会社のIT支出は世界中で加速している。本レポートでは、セレントの新しい「ウェルスマネジメントIT支出予測モデル」を活用し、2019年から2028年までのウェルスマネジメント会社別のIT支出を予測している。この予測は、セレントのテクノロジーインサイトと戦略サーベイ(CTISS)、および金融機関からの報告データに基づくものである。
2023年は、金利の上昇や景気後退懸念などのマクロ経済的な困難にもかかわらず、世界のウェルスマネジメント会社のIT支出は前年比4.1%増と、過去5年で最高の伸びを記録した。2023年のIT支出は総額で537億ドルに達し、2024年には561億ドルに増加すると予測されている。
ウェルスマネジメント会社のIT支出は2024年から2025年にかけて加速すると予想されている。今後、ウェルスマネジメント業界は自動化、高度なアナリティクス、およびAIの時代に突入することになり、こうした状況が将来的なIT支出の成長の原動力になるだろう。
本レポートが対象としたのはテクノロジータイプ別IT支出であり、ウェルスマネジメント会社による以下の支出状況について調査した。
- 社内のIT担当者
- サービス
- インフラ
- アプリケーション
- クラウドコンピューティング
また、各国のデータから以下の地域別の予測も導き出した。
- 北米
- 欧州
- アジア太平洋
- 中東・アフリカ
- ラテンアメリカ