2013年 中南米の保険契約管理システムのベンダー評価:損害保険
Abstract
中南米ではここ数年で、保険契約システムのベンダーをめぐる状況が大きく変化しました。以前は、この分野を手がけるのは主に国内および域内のベンダーで、顧客の96%をこれらのプレーヤーが獲得していましたが、今ではこの市場に参入するグローバルプレーヤーも増えています。
セレントの最新レポート「2013年 中南米の保険契約管理システムのベンダー評価:損害保険」は、中南米市場で入手可能な保険契約管理システムを取り上げています。本レポートは、保険契約管理システム(PAS)に関するシリーズの第1弾で、今後北米、欧州・中東・アフリカ、アジアについてのレポートも順次発行する予定です。
中南米市場に参入しているベンダーの顧客基盤をみてみると、現在、約半分を中南米以外の地域の顧客が占めています。その主な要因として、本レポートで取り上げたソリューションの75%は5~7年前には中南米には存在しなかったもので、北米、欧州またはアジア太平洋地域で広く普及しているものであることが挙げられます。
出典:セレント
「保険会社の多くにとって基幹システムを入れ替える最大の理由は『成長』を実現するためですが、『効率性の向上』も引き続き優先順位が高いといえるでしょ う。既存システムは柔軟性に欠けることが多く、システムの入れ替えによって改善が期待できるからです」と、セレント保険グループのシニアアナリストでレ ポートを執筆したホアン・マンツィーニは述べています。
レポートでは、20の損害保険向け契約管理システムを紹介しています。また、セレント独 自のベンダー評価ツール「ABCDベンダービュー」を使って「XCelentアワード」の受賞者を選定しました。同ツールは①テクノロジーの先進性②機能 の幅③顧客基盤④顧客サービスの充実度―の4つのカテゴリーごとに各ベンダーの市場における相対的なポジションを評価し、一覧図に示すものです。レポート ではまた、近代的な保険契約管理システムの基本プロセスのほか、各ベンダーソリューションのサポート機能とテクノロジーについて説明しています。
This 184-page report contains 11 figures and 89 tables.