キャピタルマーケッツにおけるブロックチェーン:分散型帳簿のスマートな未来
2016/02/16
Abstract
本レポートはブロックチェーン2.0の利用事例とその影響について取り上げ、暗号通貨、スマートコントラクト、分散型帳簿などをめぐる世界の資本市場の動きを明らかにします。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | 分散型帳簿の現状は? |
2 |
資本市場にはどのようなソリューションが導入されているか? |
3 | 分散型帳簿は将来市場参加者にどのような影響を及ぼすか? |
資本市場における仲介者排除の動きという脅威に加え、ブロックチェーンや分散型帳簿の将来的な潜在的可能性を目の当たりにして、金融業界のプレーヤーは分散型帳簿テクノロジーの利用方法を分析しています。競合他社、伝統的なテクノロジープロバイダー、ディスラプティブなフィンテック企業と協働し、資産クラスや地域の枠を超えた新たなビジョンを構築しようとしています。
「ブロックチェーンは瞬く間に勢いを増し、資本市場の全参加者がこれを意識するようになっています。2016年は、その活用方法が確立するか否かを決定づける年となるでしょう。レガシーシステム/アーキテクチャの変革は不可欠であり、規制が厳格でない資本市場で確立されたビジネスモデルは修正が必要となるでしょう」とセレント証券プラクティスのリサーチディレクターでレポートを執筆したブラッド・ベイリーは述べています。