レガシーシステムの刷新はなお道半ば(生命保険版)
2011/01/20
キャサリン・スタッグ・マーシー
Abstract
保険会社は、レガシーシステムの問題に正面から取り組んでいます。半数近くの保険会社が、レガシーシステムの刷新プロジェクトを立ち上げています。
既存の保険会社はいずれもレガシーシステムを抱えており、これがビジネスの柔軟性を阻む要因となっています。セレントの最新レポート「レガシーシステムの刷新はなお道半ば(生命保険版)」は、既存のインフラやシステムの更新を目指す生命保険会社の取り組みの現状を明らかにしています。
「今後もビジネスの敏捷性(アジリティ)が最大の焦点になるとみられます。この分野で先行する保険会社が敏捷性の高いビジネスプロセスを確立し、競争上の優位に立つことは間違いないでしょう」とセレント保険グループのシニアアナリストでレポート執筆者のキャサリン・スタッグ・マーシーは述べています。
レガシーシステムは既存のどの保険会社にとっても解決すべき問題となっていますが、その方法は各保険会社のITを取り巻く環境、ビジネス上の問題点、リスク許容度によって異なります。SOAや最新のPASソリューションの普及が進めば、この問題の解決も容易になるとみられます。また、保険会社が慎重かつ計画的になれば、次世代レガシーシステムの発生を避けることもできるでしょう。
出典:セレント
レポートでは、レガシーシステムが及ぼす影響とその大きさをどのように測定すればいいか、さらに、現時点の進捗状況、保険会社が新たに打ち出している戦略や業務上の配慮について考察しています。最後に、レガシーシステム問題の解決に向けた提言を示しています。
このレポートは14図と2表を含む30ページで構成されています。