中規模銀行向けブランチオートメーションシステム:世界の勘定系システムベンダーの比較
2010/04/06
Abstract
大手銀行向けのブランチオートメーションシステムは、従来は中規模銀行向けのシステムと大きく異なっていました。しかし、今やそうした状況にも変化がみられます。
これまで、勘定系システムの「フロントエンド」の重要機能はあらかじめシステムに組み込まれているのが一般的でした。現在、勘定系システムベンダーの提供するソリューションは、極めて競争力の高い製品が多くなっています。さらに、以前は大手銀行向けと中小銀行向けソリューションには明らかに大きな違いがありましたが、今やそれもなくなりつつあります。
多くの銀行は、勘定系システムをアップグレードしないまま、マルチチャネルに対応可能なセールスおよびサービスソリューションを導入しています。セレントの最新レポート「中規模銀行向けブランチオートメーションシステム:世界の勘定系システムプロバイダーの比較」は、中規模銀行(加重平均ベースの預かり資産規模が10〜200億ドル)向けの幅広いソリューションを比較しました。レポートで取り上げたベンダーはCallatay & Wouters、Fiserv、サンガード、タタ・コンサルタンシー・サービス、Temenosで、セレント独自のABCDベンダービューを使ってこれらを位置づけました。
出典:ベンダー、セレントの分析
「以前は、大手銀行向けと中小銀行向けソリューションには明らかに大きな違いがありましたが、今やそれはなくなりつつあります。銀行の資産規模にかかわらず、同じアプリケーションを導入するソリューションベンダーが増えており、それによる成果も上がっています」とセレント銀行グループのシニアアナリストでレポートを執筆したボブ・ミーラは述べています。
本レポートは24図と23表を含む66ページで構成されています。