インド債券市場における電子取引:不況下での成長
2009/09/15
アンシュマン・ジャスワル
Abstract
インドの債券市場は急成長を遂げています。電子取引もまた急速な伸びを見せており、2005年以来年平均75%超の成長を続けています。インドは電子取引市場参入への出足は遅かったものの、2009年末までに債券取引の約80%が電子化される見通しであり、世界有数の債券市場である米国や日本と肩を並べることになるでしょう。
セレントの最新レポート「インド債券市場における電子取引:不況下での成長」では、インド債券市場のインフラおよび電子取引について検証しています。5-6%の成長率で拡大するインド市場では、あらゆる債券の需要が伸びています。インドの債券市場が国際基準および国際規模に到達すれば、株式市場への資金獲得にもつながります。
出典:セレント
「電子取引はインドが国際市場で成長を続けていく上で極めて重要です。しかし、問題は電子取引が中央銀行の導入した取引プラットフォームによって独占されている事です。その結果、市場ではマルチプラットフォーム・モデルの発展が阻害されています」とセレントのアナリストで本レポートの著者であるアンシュマン・ジャスワルは述べています。
本レポートでは、国債、公債、社債を含むインドの債券市場の発展、また、成長の可能性を検証しています(インターディーラーシステムなど) 。
本レポートは31図および2表を含む52ページで構成されています。