MIRACL TRUST ID: その認証ソリューションはその名前にふさわしいか?
2022/07/13
Abstract
業界アナリストは、ここ数年の経験からベンダーの主張は話半分で聞くべきであると考えるようになっていた。そのため、MIRACLという会社に出会ったときも、本能的に警戒感が働き、「彼らはその名称の根拠を示す必要がある」と考えた。 だからこそ、MIRACL Trust® IDがその名の通りミラクルな認証ソリューションである (すなわち、一度登録するだけで、その後のログインの安全性が魔法のように簡単に確保される) と分かったとき、いい意味での驚きがあった。
MIRACL Trust platformはクラウドベースのサービスであり、認証資格情報をWeb経由で送信してクラウドに保存するという手続きなしに、従業員、パートナー、外部ユーザーに安全なマルチファクター認証を提供できる。このシンプルでエレガントなソリューションは、舞台裏で最高レベルのセキュリティを確保する暗号化の複雑さを解消してくれる。実は、MIRACLという名称は魔法という意味ではなく、Multiprecision Integer and Rational Arithmetic Cryptographic Library (マルチプレシジョン整数および有理数演算暗号ライブラリー) の頭文字をとった略語である。
本Solution Briefでは、MIRACL Trust IDがセキュリティとユーザビリティの両方を実現する理由と方法について説明し (他社の認証方法と比較した同社のポジショニンを示す以下の図をご参照頂きたい)、顧客や従業員の認証を行う手段としてMIRACLを導入することに関心がある金融機関を対象に、各社が考慮すべき主な事項について概説する。
Source: MIRACL