欧州における証券会社の動向
2010/09/23
アンシュマン・ジャスワル
Abstract
欧州ではここ10年間で、ロンドンとスイス(ジュネーブとチューリッヒ)の2か所が取引執行における金融センターとしての地位を確立してきました。そうした流れの一環として、証券会社の多くは欧州全域をカバーする機能をロンドンに集中させ、証券ビジネスをフランスやドイツから移動させてきています。
セレントの最新レポート「欧州における証券会社の動向」は、欧州の主な資本市場における証券業界の動向について取り上げています。各国の市場を資産運用額の大きい順に挙げるとフランス、ドイツ、英国、スイスとなります。レポートでは、市場別に主な特徴や成長要因を明らかにしています。
出典:セレント
「証券市場では今後も再編の動きが続き、世界規模、また欧州域内の規制動向が、証券会社のビジネスモデルに影響を及ぼすでしょう」と、セレントのシニアアナリストでレポートを執筆したアンシュマン・ジャスワルは述べています。
本レポートはリテールおよび法人向け業務を手掛ける大手証券会社に注目し、主力商品の資産クラスや資本市場事業の収入を明らかにしています。なお、レポートではリテール/法人、扱っている資産クラスによって証券会社を分類し、分析しました。
このレポートは3図と2表を含む44ページで構成されています。