Abstract
セレントはFI Navigatorと協力し、独自のデータ収集方法を使って6,000を超える金融機関の提供する商品・サービスを分類し、米国の個人向けモバイルバンキングの現状を検証しました。個人向けモバイルバンキングの導入状況、さらに、金融機関・ベンダー別の顧客利用率/満足度、ベンダー別の市場シェア、その変動―についても分析しています。レポートで利用したデータと分析は2016年9月30日現在で公開されている情報ソースに基づいており、リテールバンキング向けモバイルアプリを手掛けるプロバイダー48社をカバーしています。今回のレポートはシリーズの第2弾で、第1弾のレポートでは2016年3月31日現在のデータに基づく分析結果を明らかにしました。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | 米国のモバイルバンキング市場全体を俯瞰して得られたヒントとは? |
2 |
米国の金融機関にとってモバイルをめぐる最も重要な動きとは? |
3 | 米国のモバイルベンダーにとって重要なトレンドや基準は? |
金融機関でのモバイルアプリケーションの導入率は52%から57%へ上昇しました。一方、ユーザー側の導入率は25.3% から27.6%に微増しました。大きく成長したモバイル機能は、残高照会(7.5%から26.7% )、指紋認証は (10.6%から13.0%)でした。
「米国では、報道から推測されるほどモバイルバンキングが普及していないのが現状で、モバイルアプリケーションを導入している金融機関は全体の57%にとどまっています。その主な理由として、預かり資産が1億ドル未満の中小金融機関で導入が進んでいないことが挙げられます。
マルチプロダクトソリューションを提供するベンダーと一つに特化するベンダーの大きく2つのグループに分けられます。いずれも、エンドユーザーに利用され るか否かがモバイルバンキングの成功のカギを握っています。そして一般に、ベンダーはソリューションを導入しているユーザーの数に応じて報酬を得ているよ うです」 と 銀行プラクティスのシニア・バイス・プレジデント、ダニエル・ラティモアは述べています。
注:クライアント用ダウンロードリンクからはレポートのパンフレットがご覧になれます。本レポートはセレントとFI Navigator が共同発行する特別版で、レポート全文の閲覧には通常のバンキング購読契約とは別の契約が必要となります。詳細につきましては福盛(yfukumori@celent.com)までお問い合わせください。