リサーチマネージメントシステム:ベンダースペクトラムレポート
2020/11/29
Eiichiro Yanagawa
本稿はセレントが2019年6月に発表した初のRMSレポート「バイサイド向けのResearchTech」、2020年6月の日本におけるRMSサーベイレポート「テクノロジーがドライブする投資情報戦略の現代化」に続き、スペクトラムレポート形式によるイニシャルマーケットスキャン(ベンダープロファイルレポート)としてRMS領域で業界をリードするテクノロジーベンダー9社の概要を紹介します。
Abstract
リサーチは投資情報戦略の動力源です。投資の意思決定がより高度になるにつれ、複雑なデータフローを管理し、ワークフローをサポートし、同じチームの複数のメンバーが共同で投資調査を行うことができるようにする必要性が高まっています。
リサーチ・マネジメント・システム(RSM)は、バイサイドのフロントオフィスにおけるリサーチ管理をサポートする中核的なテクノロジー・ソリューションです。RMSは、リサーチ情報の生産/ 流通/ 消費の価値連鎖を再構築し、リサーチテックの台頭などの影響を受けて、隆盛を極めています。