モバイルバンキング・ベンダー:テクノロジーと普及率のトレードオフ
Abstract
セレントは、競合するモバイルバンキングシステムとそのベンダーについて調査しました。
2007年は将来、米国でモバイルバンキングの普及が始まった年として記憶されることでしょう。米銀上位10行のうち6行、そして複数の中小銀行や信用組合が顧客にモバイルバンキングサービスを提供中です。
セレントの最新レポート「モバイルバンキング・ベンダー:テクノロジーと普及率のトレードオフ」では、目下成長中の3つのモバイルバンキングテクノロジー、つまり、携帯アプリ、携帯インターネット(モバイルブラウザ)、SMS(ショートメッセージサービス)を巡って主導権争いを繰り広げている数々のベンダーについて調査しました。
「携帯アプリは今最も脚光を浴びており、またSMSは既に大きな役割を担っています。 しかし、ユビキタス性とデータの豊富さという点から、携帯インターネット(モバイルブラウザ) こそが、最も有望なテクノロジーといえるでしょう。現在モバイルブラウザ・ソリューションを提供しているベンダーの中で、MShiftは銀行業界での豊富な実績と導入期間の短さという両面で優れており、最有力候補の1つです。」とセレントのシニアアナリストでレポート執筆者のレッド・ギレンは述べています。
業界のプレイヤーの相対的な力関係は今後変化するでしょう。大手の参入、インターネットブラウザの全機能を備えたモバイル機器、さらには携帯電話を用いた近接型(非接触型)決済の普及がモバイルバンキング市場に大きな影響を及ぼすとみられるからです。
このレポートで取り上げたベンダーはClairMail、Firethorn、Fronde、M-Com、mFoundry、Monitise、MShift、Yodleeの8社です。
本レポートは12図と17表を含む全53ページで構成されています。