2015年 北米保険契約管理システム:ABCDベンダービュー(損保編)
Abstract
北米市場に投入されている43の保険契約管理システムをランク付けし、①テクノロジーの先進性②機能の幅③顧客基盤④サービスの拡充度―の4つのカテゴリーで「XCelentアワード」の受賞者を選定しています。
KEY RESEARCH QUESTIONS | |
1 | 損害保険の契約管理システムとは? |
2 |
北米には保険分野別にどのようなベンダーが存在するか? |
3 | 2015年セレント「損害保険契約管理システムABCDアワード」受賞システムは? |
レポートの執筆に必要な情報収集を行うため、セレントは保険契約システムを手掛ける幅広いベンダーに詳細なRFI(情報依頼書)を送付しました。
RFIの回答を寄せてくれた各ベンダーには、主に日常業務でシステムを利用するユーザー向けの有用性と機能性のほか、ITスタッフおよびシステムアドミニストレータのためのコンフィギュアビリティについてブリーフィングやデモを行ってもらいました。また、調査の完了に必要な参考資料の提出を求めたり、ビジネスおよびテクノロジー面でのシステムの価値について見解を聞くためのインタビューを依頼したりしました。
レポートではRFIの回答、参考資料の調査、インタビューから得た定量的・定性的データの多くを紹介しています。
「北米地域では、商品管理と引受けの分野で大規模なイノベーションが進行しています。保険会社は業務の拡大、競合他社との差別化、規制環境への対応などを見据え、これらを全て効率的に実現させることを目指しています」とセレント保険プラクティスのリサーチディレクターでレポートの共著者であるカーリン・カーナハンは述べています。
「保険会社のIT部門は組織のアジリティー向上を可能にするプラットフォームを構築し、IT部門と業務部門の連携強化を促進させたい考えです。そのためには、テストおよびリリースサイクルの管理ツールを含め、強力で細分化した多様なツールを備えたコンフィギュアビリティの高いシステムが必要になります」と損害保険プラクティスのディレクターでレポートを共同執筆したドナルド・ライトは指摘しています。