勘定系システムを移行する理由は?
2011/02/02
バート・ナーター
Abstract
(このレポートは2011年2月2日に"Why change cores?"というタイトルで英文で発表されましたが、和訳版を2011年8月17日に発行しました。)
北米銀行ではかなり長い間、勘定系システムの入れ替えはほとんど行われてきませんでした。しかしここにきて、米国・カナダの両国でそうした動きが出始めています。一方、オーストラリアでは4大銀行のうち3行が勘定系システムを入れ替えるなど、著しい変化が起きています。
セレントは最新レポート「勘定系システムを移行する理由は?」でこうした動きについて詳しく解説し、勘定系システムを移行すべきかどうかの判断材料を示しています。現在、この問題に対する注目は高まりつつあります。
勘定系システムを移行する理由として、次の3つが挙げられます。
- ビジネス上の問題
- 既存の勘定系システムをめぐるテクノロジー上の問題
- システム統合の問題
「カナダではこうした動きが爆発的に広がり、主要銀行は軒並み勘定系システムの移行を真剣に検討しています。米銀はまだ様子見の状態ですが、シティ、ユニオンバンク、BBVAコンパスの3行が進めているシステム移行が成功すれば、それが転換点となるでしょう」と、セレント銀行グループのシニアバイスプレジデントでレポートを執筆した バート・ナーターは述べています。
このレポートは18ページで構成されています。