生命保険業務のレベルアップ: 新規契約業務の効率化を図るツールと方策
2007/05/01
クレイグ・ウェバー
Abstract
多くの保険会社が新規契約業務の単位原価を引き下げられない背景には、データの質の問題があります。
コスト削減と新規業務の効率化という課題は、保険会社を悩ませて続けています。その理由の1つとして、保険業界が今なおペーパーベースの契約申請に依存していることが挙げられます。
「現在、この課題を解決するためのツールは既に存在しています。しかし、生命保険会社の新規契約業務においては、いまだ最新技術よりも伝統が重んじられているのが実情です。保険会社の多くは数十年前から引き継がれている非効率なプロセスから抜け出せずにいるのです。」と本レポート「生命保険業務のレベルアップ:新規契約業務の効率化を促すツールと戦術」を執筆したシニアアナリスト、クレイグ・ウェーバーは述べています。電子申請サービスを採用している保険会社は新プロセスの全過程で質の高いデータを活用でき、結果として、保険会社、代理店、顧客にとって効率化を図れる、とウェーバーは指摘しています。
33ページから成るレポートは、大手生命保険会社11社から提供されたデータをセレント独自のベンチマークに基づき比較しています。また、保険会社の新規契約業務部門が採用している方策や戦略を明らかにしています。なお、関連レポート「指標の設定:生命保険会社の新規契約業務に関する主要指標(2007年1月5日発行」では、契約申請/成約1件当たりの予算、従業員の生産性、役職ごとの平均人件費、新規契約の平均サイクルタイムといった様々な指標を示しています。