保険会社におけるクラウド、SaaS、テクノロジーアウトソーシング
Abstract
(このレポートは2009年10月1日に"Cloud Computing, SaaS, and Technology Outsourcing for Insurers"というタイトルで英文で発表しましたが、日本語版を2010年6月15日に発行しました。)
本レポートでは7つのテクノロジーアウトソーシングに関するトピックを取り上げ、保険業界にとっての意義およびそのビジネス価値を明らかにしています。
現在、保険業界ではクラウドコンピューティングがさかんに議論されていますが、それは保険会社自身によるものよりも、ベンダーやジャーナリストによるものが大半です。これは、議論されているほど、実際の有用性は高くないということを意味していると考えられます。この結果、混乱が生じ、多くの保険会社が解を得るというよりは、疑問の中に取り残されている状況になっています。
セレントの最新レポート「保険会社におけるクラウド、SaaS、テクノロジーアウトソーシング」では、クラウド・コンピューティング、SaaS(software as a service)、アプリケーションサービス・プロバイダ/アプリケーション・ホスティング、コロケーション/マネージド・ホスティング、グリッド/ディストリビューテッド・コンピューティング、業務プロセスアウトソーシングなどを取り上げています。異なるものを指すのに、業界では互換可能なものとして使われていたり、同義語なのに、異なるものを指すように使われるなど、業界において用語が正しく使われていない場合がありますが、レポートではそのような用語を明確に定義し、区別しました。本レポートは、保険業界の最新トレンド詳細情報を提供し、それに基づく意思決定をサポートします。
出典:セレント
「混乱が生じているものの、ハードウェアおよびソフトウェアのアウトソーシングに関する新たな選択肢を見出すことは、保険会社にとって大きな意味があるといえます。その中には保険業界全体のITに対するアプローチを変革するものがあるかもしれません」とセレント保険グループのシニアアナリストで本レポートの著者であるジェフ・ゴールドバーグは述べています。本レポートではそれぞれの選択肢をわかりやすく説明し、保険業界における意義、ビジネス上の価値、また活用例を提示しています。
本レポートは9図を含む36ページで構成されています。