Cake Insureのイノベーション・モデル“incumbup”:会社の外からのイノベーション
2018/10/31
マイク・フィッツジェラルド
Cake Insure: 既存企業のスケールとスタートアップ企業のメリットの融合
Key research questions
- Pinnacolが自らが直面する脅威とチャンスを特定した方法は?
- リーダー達はどのようにして取締役会の支援を得たのか?
- PinnacolがCakeを持続的イノベーション・エンジンとする方法は?
Abstract
創立100年の保険会社はいかにしてそのビジネスを変革することができたのか?Pinnacol Assuranceは子会社のスタートアップ企業であるCake Insureを設立し、スタートアップ企業の強みと既存企業の知識/スケールを融合している。このイノベーション・モデルであるincumbupは、従来の変革アプローチに代わるアプローチを提案している。
複数のセレントの調査では、イノベーション/デジタル・トランスフォーメーションの成功を妨げる上位の障害を特定している。いくつかのイノベーション・モデルがあり、そこからインキュベータ/アクセラレータ、insuretechスタートアップ企業との連携/所有、ハッカソン、研究室/中核的研究施設、リスニングポスト、および新興スタートアップ企業が選択される。主要企業は複数のアプローチを利用している。企業にとってベストなアプローチの選択はそれぞれが決めることであるが、その決定は、求めるイノベーションのタイプ(漸新的vs. 破壊的)、チャンスおよび/または脅威のレベル、リスク許容度、および文化的偏見を考慮したものでなければならない。
保険会社が変革に影響を及ぼしていると特定した障害を考慮すると、破壊的トランスフォーメーションにおいては全く新しいアプローチが特に有効である。