ニュー・ネクストノーマルの時代
2021/06/29
我々はまだ立ち向かい、学習しているが、ステイホームは続いている
Abstract
我々はまだ立ち向かい、学習しているが、ステイホームは続いている
セレントは、新型コロナウイルスの時代に、データ/ AI/ クラウドのエクスペリエンスが、経営者、株主、従業員、ベンダー、顧客のいずれにとってもニューノーマルにおいて期待されるものになると予測していた。そこで、今回は2022年以降について予測してみる。
このパンデミックは終焉に向かっているが、まだ終わったわけではない...
フロント、ミドル、バックオフィスでは、ソーシャルディスタンスを確保したワークスペースが新たに作られ、重大な改革が急速に進んでいる。
クラウドはオフィスを必要とせず、場合によっては人も必要ない。複数の要素がダイナミックに相互につながった世界は複雑である。複数当事者間の情報交換の自動化を追求し、保険バリューチェーン内の複雑な相互のつながりに取り組む一方で、シンプルな相互作用が失われ、自己管理が必要になっている。
保険会社が今すべきことは以下の通りである。
- 自国の「ウイルス予報」の状況と予測に注意する。
- これまで得た知識を集約すると同時に、今この重大な時期に学んでいる教訓を生かすことができるアナリティクス戦略を構築し、これに基づき行動する。
- 顧客のニーズとビジネスの成果を、ハブ、ダッシュボード、マップ、モデル、分析、意思決定、フィードバックとリンクさせる。
- ファーストパーティ、ロボティックサービス、リモートセンサー、およびベンダーから収集したリモートデータを活用する。また、従業員、顧客、ベンダーにとって不可欠なサービスとして、インターネットが必要であることの意味を考える。
- デジタル技術の採用を拡大し、コストの削減と事業の耐性強化につなげる (特に損害保険部門において)。
- データポリシー、手順、ガバナンスを作成し、あらゆるタイプの新しい調査、健康、安全、予防、コンプライアンスの資産を管理する。
- モデルリスク管理のリストを再点検し、データ、パラメーター、または懸念される傾向について現在のすべての生産モデルを確認する。これは、人や企業の行動変化が過去から大きく逸脱しており、また、財務予測モデルが全般的にリスクにさらされる中、統計モデルや保険数理モデルのパフォーマンスが低下する可能性があるためである。
- AIモデル、人、およびAIモデルを使用する人がデータを使用して意思決定を行う方法に対する社会的公正の影響から、自社の業務が取り残されないよう準備をする。モニタリングと監査は、本番環境のデータ、プロセス、モデルを軽減し管理する前の最初のステップである。