保険業界における商品開発ベストプラクティス
2006/03/20
Abstract
セレントは、保険会社の商品開発におけるITのベストプラクティス実現の鍵を握るのは、システムの外部化にあると見ています。
セレントは最新レポート「保険業界における商品開発ベストプラクティス」で、保険業界において、ますます重要性を増している「商品開発」の問題に注目しています。レポートでは、保険会社は現場からの情報に基づいて商品開発のプランを立て、レガシープログラムからの変更を外部から可能にするテクノロジーを採用すべきであると提言しています。
レポートでは、商品開発の動機として「戦略」「競争」「コンプライアンス」の3点を挙げ、さらに新商品を「真の新商品」「改訂商品」「刷新商品」の3タイプに分類しています。また、商品開発プロセスを「評価」「設計」「導入」「運用」の4段階に分けて分析しています。これらの基盤を形成しているのは「プロジェクト管理」と「ガバナンス」です。
「多くの保険会社は、保険料設定、引受け、保険契約管理、請求書作成、保険金請求といった コア業務に、柔軟性に欠けるレガシーシステムを使っています。こうしたコアシステムのリプレースは長期間に及ぶものですが、商品開発を同様に考えてはなり ません。商品開発はリアルタイムで行う必要があり、少なくともこれからの半年の間には実行すべきものです」とセレントのシニアアナリストでレポートを執筆 したドナルド・ライトは語っています。
「保険会社に対する一般的な解決法としては、システムを外部化することです。つまり、商品開発やプロセスサポートを行うのに、レガシーシステムの再プログラミングを必要としないテクノロジーを採用することです。」
本レポートは6図と3表を含む全26ページで構成されています。