ダイレクト・バンキングに関するケーススタディ
Abstract
セレントは、9つのケーススタディを通じて、市場参入にあたってダイレクト・バンキングが果たしている役割を浮き彫りにしています。
セレントの最新レポート「ダイレクト・バンキングに関するケーススタディ」は、世界の数あるダイレクト・バンクのこれまでの成果を検証し、ダイレクト・バンキングが市場参入において重要な代替手段としての役割を果たしていることを実証しています。
レポートでは、世界のダイレクト・バンクの成功例と失敗例を検証しています。その例証として、ING Direct(カナダ)、Tesco Personal Finance(英国)、The One Account(英国)、アイワイバンク銀行(日本)、Citizens Bank of Canada(カナダ)、Banque Directe(フランス)、President’s Choice Financial(カナダ)、Inteligo(ポーランド)、Egg(英国)の9行のケーススタディを提供しています。
「マルチ・チャネルを持つ銀行にとって、支店が収益拡大の主な原動力となっている状況は変わっていませんが、ダイレクト・チャネルの利用が成功をもたらすケースも増えています。特に、カナダや西ヨーロッパなど支店が過剰に存在している市場への新規参入で、成功例が目立っています。また、銀行業務が細分化されているため、銀行買収と支店配備が引き続き収益拡大のための魅力的な選択肢である米国でも、いくつか成功例が見られます。ダイレクト・チャネルは、市場の既存プレーヤーには販売コスト増につながりますが、新規参入組にとっては迅速かつコスト効率良く市場参入を果たす手段になっているのです」と、セレントのシニアアナリストで今回のレポートを執筆したグウェン・ベザーは述べています。
このレポートは36の図と2つの表を含む全46ページで構成されています。