消費者のお金に関する意思決定:行動経済学からの驚きの事実
2015/06/15
Abstract
消費者はお金に関する意思決定において、時に不合理で、時に逆効果になるような決断をしているようです。本レポートは、消費者の財務に関する意思決定をテーマに開かれた会議「Boulder Summer Conference on Consumer Financial Decision Making」で紹介された事例の中から、予想外で、驚きで、教訓とすべきものを取り上げています。
「大手銀行は、消費者の行動を分析して開発した商品およびサービスを投入し始めています。しかし、問題は、こうしたプログラムの開発者の善意が、現場ではほとんど通用しておらず、あるいは予想外の二次効果によって思わぬ結果になっていることです」とセレント銀行プラクティスのシニアバイスプレジデントでレポートを執筆したダン・ラティモアは述べています。
レポートは、2日半のプログラムの内容を13の要点にまとめ、銀行が顧客との関わり方を見直す8つの方法を提示しています。
本レポートは15p、1図で構成されています。