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プリペイドカードを顧客の視点で検証:急場しのぎの手段か成功へのツールか?

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2011/07/12

Consumers’ Views on Prepaid Cards

Abstract

ここ10年で、従来型の当座預金や普通預金口座を持たない世帯が購入できる金融商品や金融サービスは急速に変容しています。1990年代に登場した補充可能なプリペイドカードは、家計の急場しのぎに利用される様々な「つなぎ」商品の中で消費者に最も広く普及している商品です。

CFSIによるレポート「プリペイドカードを顧客の視点で検証:つなぎの手段か成功のためのツールか?(当初は2009年に発行)」は、消費者がどのようにプリペイドカードを利用してきたか、また金融サービスの恩恵を受けられない世帯がカードの利用を通じていかに経済的な安定や豊かさを確保しているかを探っています。このレポートは、AccountNowとNetSpendのプロバイダー2社から得た知識や経験に加え、22余名の消費者への詳細な取材に基づいて書かれたものです。

米国の多くの低・中間所得層が経済的な満足を得るためには、手ごろで使い勝手の良い金融サービスの利用が欠かせません。FDICが銀行口座を持たない世帯と十分な金融サービスを受けていない世帯を対象に行った全国調査によると、普通預金や当座預金口座を持たない世帯は900万に上り、口座は持っているもののそれを十分活用していない世帯も2,100万世帯あることが分かりました。

レポートでは最初に、プリペイドカードの基本的なメリットについて説明しています。次に、調査の方法とその結果を分析し、調査対象者の経済状況、従来型銀行口座の利用経験、プリペイドカードに移行した理由、月別のカード利用状況、経済的な目標などについて明らかにしています。最後に、AccountNowとNetSpendが提供するカードの追加機能に対する顧客の反応を紹介しています。

CFSIについて

Center for Financial Services Innovationは、銀行口座を持たない消費者向け金融サービスの第一人者として活動する米国の非営利団体です。2004年以降、金融教育、横のつながり作り、投資といったプログラムに力を入れており、高度な情報の収集、業界内の生産的な関係構築の橋渡しと支援、最高水準の商品と戦略の促進などに取り組んでいます。CFSIは企業、政府機関、非営利団体のリーダーや革新者と連携しつつ、金融業界の変革を目指しています。CFSIに関する詳しい情報はhttp://www.cfsinnovation.com/でご覧になれます。