ベンダー
English

フロントオフィス/ ミドルオフィス・プラットフォーム: 欧州・中東・アフリカのウェルスマネジメント

Create a vendor selection project
Click to express your interest in this report
Indication of coverage against your requirements
A subscription is required to activate this feature. Contact us for more info.
Celent have reviewed this profile and believe it to be accurate.
We are waiting for the vendor to publish their solution profile. Contact us or request the RFX.
Projects allow you to export Registered Vendor details and survey responses for analysis outside of Marsh CND. Please refer to the Marsh CND User Guide for detailed instructions.
Download Registered Vendor Survey responses as PDF
Contact vendor directly with specific questions (ie. pricing, capacity, etc)
2020/10/25

2020年 XCelentアワード:VendorMatchを利用した評価

Abstract

欧州では政情および市況の変動、ブレグジット、新型コロナウイルスのパンデミック、顧客ニーズの変化、規制強化、最新テクノロジーの導入によるレガシーシステム近代化の必要性などを背景に、ウェルスマネジャーは引き続き逆風にさらされている。これらの金融機関にフロント・ツー・ミドルオフィス・プラットフォームを提供するベンダーは、独自の顧客エクスペリエンスを生み出すソリューションを求められている。明確な差別化要因としては、ビッグデータ分析に基づく実施可能な提言および知見、アドバイザーと顧客のシームレスな協調、マス・カスタマイゼーション機能、堅固なフィナンシャルプランニング用モジュールなどが挙げられる。

本レポートでは欧州、中東およびアフリカ(EMEA)のフロント・ツー・ミドルオフィス・プラットフォームのプロバイダーを取り上げる。その内容は、2013年と2016年に発行した下記のフロントオフィス関連レポートを更新したものである。

「欧州のウェルスマネジメント・テクノロジーベンダー:フロントオフィス向けプラットフォーム」

「欧州のウェルスマネジメント・テクノロジーベンダー:フロントオフィス向けプラットフォームベンダー評価」

セレントはウェルスマネジメントベンダーを対象とするレポートシリーズで欧州および北米市場に投入されているCRM、フロント・ツー・ミドルオフィス/ フロント・ツー・バックオフィス・プラットフォームを取り上げており、本レポートはその最新版である。

セレントはフロント・ツー・ミドルオフィス向け製品を手掛けるベンダーを、「ワークフローと単一インフラを一体化させ、アドバイザープロセスをエンド・ツー・エンドでサポートするプラットフォーム」と定義づけている。特筆すべきは、これらのベンダーは統合型のプラットフォームソリューションを提供しているが、そのソリューションの多くはモジュール型のシステムであるため、ウェルスマネジャーは主要ワークフローに対応可能な特定のコンポーネントを選択できることである。フロント・ツー・ミドルオフィス向けコンポーネントは、製品購入から継続的な保守・管理に至るアドバイザリープロセスを単一ワークフローでサポートする。コンポーネントには顧客関係管理(CRM)、フィナンシャルプランニング、ポートフォリオ管理、ポートフォリオモニタリングなどがある。また、フロントオフィスからバック/ ミドルオフィスをカバーする報告書もある。

本レポートはフロント・ツー・ミドルオフィス・プラットフォームを手掛ける欧州の主要ベンダーに関するレポートの第1弾で、ここで取り上げたベンダーはAvaloq、Comarch、 Envizage、Finantix、InvestCloud、New Access、Objectway、PrometeiaおよびTechRulesである。AvaloqNew Accessはベンダー比較表に含まれているが、セレント独自の「ABCDベンダービュー」による評価は行わなかった。この分野の有力ベンダーとしては他にCharles River、CREALOGIX、Intellect Design、Openfinance、Refinitiv、Temenosなどが挙げられる。

レポートでは「ABCDベンダービュー」を使ってベンダーを評価し、①テクノロジーの先進性 ②機能の幅 ③顧客基盤 ④顧客サービスの拡充度―の4つのカテゴリー別に各ベンダーの相対的なポジションをXY座標上に示している。新たに「総合的に最も優れている」というカテゴリーを加えようとしたが、ベンダーによる違いがほとんど認識できないことは明らかだった。そこで今回は「現代化が最も進んでいる」という別のカテゴリーを加え(2016年発行のレポートから導入)、業界内の優れた事例については特に言及し推奨している。

図1は、テクノロジーの先進性(Y軸)と機能の幅(X軸)を示している。図2は、ベンダーの顧客基盤(X軸)と顧客サービスの拡充度(Y軸)を示している。