韓国のモバイルペイメント市場:多様化する市場で成功するための必要条件
2013/01/31
孔慶順
Abstract
韓国のモバイルペイメント市場は数年前から高い関心を集めてきましたが、消費者の理解を得るまでには至りませんでした。しかし、2012年に入り、モバイルペイメント市場に銀行や百貨店なども参入し、活気が戻ってきました。
セレントの最新レポート「韓国のモバイルペイメント市場:多様化する市場で成功するための必要条件」では、韓国国内のモバイルペイメント市場の現状および今後の発展の可能性について分析しています。モバイルペイメント市場を細分化し、各分野について詳しく解説し、またモバイルカードの発行枚数や決済金額の推移についても触れています。
韓 国でモバイルクレジットカード市場を牽引しているHana SK Cardの成長を例としてみると、同社モバイルカードによる決済金額は2010年から2012年の間、CAGRで661.7%を記録し、また2010年か ら2013年の間のCAGRは569.5%に及ぶものと予測されます。
「2013 年に向けて、韓国のモバイルペイメント市場を取り巻く環境は、大きく変化しようとしています。その変化が現実のものとなれば、韓国のペイメント市場の勢力 図は大きく変わることでしょう」とセレントのアジア金融サービスグループのアナリストで、本レポートの執筆者である孔慶順は述べています。
本レポートでは、韓国におけるモバイルペイメント市場が今後も成長を維持ために必要な条件は何かを策定し、今後導入を検討する企業に向けた提言で締めくくっています。
本レポートは29p、7図と2表で構成されています。