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アクティブな投資家層を取り込む:チャールズ・シュワブのケーススタディ

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2011/09/07

Abstract


証券業界は2008~09年の経済危機から立ち直ったとはいえ、顧客の預かり資産と一日当たりの平均売買高はなお大きく伸び悩んでいます。景気回復の見通しが不透明で、手数料収入が減少傾向にあるなか、アクティブに売買を行う投資家やトレーダーの存在は大きなビジネスチャンスとなっています。

セレントの最新レポート「アクティブな投資家層を取り込む:チャールズ・シュワブのケーススタディ」は、上場金融機関のチャールズ・シュワブがアクティブな投資家層の取り込みにいかに注力してきたかを紹介しています。同社は以前から、提供する商品の豊富さを売り物にこうした顧客層の取り込みに努めており、様々な種類の銀行および証券口座を通じて資産獲得に取り組んできました。しかし1年ほど前からは、オンライン取引のみを利用するアクティブトレーダー向けの商品やサービスの改善も段階的に進めています。

その具体的なアプローチは以下のとおりです。

  • 新たに主力取引プラットフォーム「StreetSmart Pro」を導入
  • 手数料の引き下げと手数料体系の透明化
  • マルチチャネル戦略の策定とモバイルサービスの拡充
  • デリバティブのプラットフォームテクノロジーと専門ノウハウの改善・向上を狙ってoptionsXpressを買収

「シュワブはオンライン取引の分野で、「StreetSmart Edge」をはじめとする複数のプロジェクトを立ち上げました。その成果を判断するのはいまだ時期尚早ですが、アクティブトレーダーに対しては、オンライン取引で彼らのニーズに真剣に応えていく姿勢をアピールしたといえるでしょう」とセレント証券グループのアナリストでレポート共同執筆者のアレキサンダー・カマルゴは述べています。

2012年にかけて、アクティブトレーダーをめぐる獲得競争はさらに厳しくなるとみられます。「売買高の減少、資産の平板化、長期的な手数料の低下傾向などが重なり、オンライン取引市場での競争は一段と激化する見通しです。シュワブのような金融機関は引き続き市場の動向に注視し、オンライン分野でこうしたアクティブトレーダーの志向に合致した戦略を策定していくべきでしょう」と、リサーチディレクターでレポートを共同執筆したイザベラ・フォンセカは述べています。

今回のケーススタディではオンライン取引市場の最新のトレンドと課題に焦点を当てるほか、チャールズ・シュワブの個人向け業務の戦略を詳しく紹介しています。本レポートは、アクティブトレーダーをターゲットとする総合的なマルチチャネル戦略の策定に必要な要因を挙げるなど、他の金融機関にとって参考となる内容になっています。