2022/03/15
セレント・モデルリスクマネジャー・アワード2022 データ、アナリティクス、AI部門 受賞企業
Abstract
世界中の銀行は、顧客の中でも特に、複数の子会社、実質的所有者と階層組織、事業分野、地域業務を有している可能性がある法人顧客に対する本人確認 (KYC) プロセスの複雑さと非効率性に現在も苦労している。銀行は金融犯罪リスクを評価するために法人顧客に対してデューデリジェンスを行っているが、KYCで使用されている第1世代のテクノロジーシステムには重大な限界があることから、多くの銀行では手作業が多い非効率的かつ非効果的なプロセスとなっている。
この問題を解決するためにABN AMROは、次世代のKYC調査ツールを導入した。同行が導入したのは、複雑なKYC調査のインテリジェンスと効率を大幅に向上させるQuantexaのContextual Decision Intelligenceプラットフォームである。このソリューションは、潜在的な実質的所有者とその関係者を特定・追跡することでKYC/CDDの慣行を強化し、効率的な顧客リスク評価とデューデリジェンスのレビューを促進するものである。また、特定されたネットワークをインタラクティブな方法で図示し、調査担当者にリスクを明確に示すことで、金融犯罪の検出と調査を最適化する。
下記リンク先をクリックすると、ABN AMROのプロダクト・オーナーであるPaul Weststrate氏と、セレントのリスクプラクティスのシニア・アナリストであるArin Rayの対談を動画で視聴できる。また、セレントのリスクリサーチのサブスクリプション会員は、詳細なケーススタディのPDFをダウンロードすることも可能。