ブロックチェーン・キャピタルマーケッツ Part 3: 資本配分の新たなパラダイム
2018/03/28
トークナイゼーションが資本配分の新たなパラダイムを呼び起こす。
Key research questions
- デジタルアセットの新たな分類法とは?
- ICOとトークナイゼーションのベストプラクティスの発展状況は?
- デジタルアセットが金融機関やテクノロジーベンダーにもたらす主な影響とは?
Abstract
デジタルアセットは、新たなアセットクラスであり、その特性は資本配分(アロケーション)やポートフォリオ構築に大きな影響を及ぼすほか、全く新しい金融システムの構築につながるものでしょう。
デジタルアセットは、資本形成や資本配分(アロケーション)、ポートフォリオ構築の定義を見直すものであり、またデジタル経済の仕組みを急激に変化させるものです。
本レポートは、キャピタルマーケッツ・ブロックチェーンのレポートシリーズのPart 3で、その最後を締めくくるものです。このレポートシリーズを通じ、セレントは、パブリック・ブロックチェーンとデジタルアセットを深く理解するためのフレームワークを提示してまいりました。
本レポートでは、シリーズのPart 1とPart 2で取り上げたテーマを発展させ、デジタルアセットの特性をさらに掘り下げるほか、その成熟度に加え、発行体、金融機関そしてテクノロジーベンダーに及ぼす影響を分析します。
デジタルアセットによって構築されつつある新たな金融システムは、資金調達と資本配分に取り組むプレーヤーの両方に大きな影響を与えるでしょう。