ウェビナー:DIMENSIONS: コーポレートバンキングにおけるITの課題と優先事項:2024年版
Abstract
コーポレートバンキング関連のIT投資は2023年から2025年にかけて増加が続く見通しで、多くの地域ではペースの加速も見込まれる。増加分の一部はインフレによって多少毀損されるとみられほか、投資額の大部分を銀行業務の改善ではなくイノベーションや成長プロジェクトの強化に振り向ける傾向も明らかである。銀行はコンプライアンスや負託義務に取り組む一方で、現行のアプリケーションやインフラの近代化を目指す方針であるため、IT投資の主な促進要因にあまり変化はない。こうした難しい状況から抜け出すためのカギとなるのは、新たなアーキテクチャとテクノロジーの構成要素、DevOps、他社との提携を通じて既存のテクノロジー全体のスピードとアジリティの向上を図ることである。
セレントは業界がこれをどう捉えているのかを探るため、コーポレートバンクの経営幹部を対象に「Dimensions: IT Pressures and Priorities survey for 2025」と題する調査を行った。200名超の回答者から得た意見を集約すると、彼らがトップアジェンダに掲げるテクノロジー/商品への投資、戦略上の優先事項が浮き彫りになった。
主な調査結果:
- 世界のコーポレートバンクのIT投資は伸び率の加速が続いており、2024年の平均4.6%から2025年はさらに6.0%まで上昇する見通し
- 世界の金融機関の65%は、新たなバンキング・エコシステムへの参加に向けて戦略を策定済みと回答
- 回答者の50%は、顧客の獲得・維持が一層難しくなっているとみている
5月16日に録音された本レポートのウェビナーは、現在オンデマンドで視聴可能
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