米国におけるリアルタイム決済導入への道
2021/01/29
Abstract
米国の銀行ではリアルタイム決済の導入が遅れており、多くの場合、リアルタイム決済はP2P決済の一種であるとか、電信送金の収益を脅かすものであると考えられてきた。しかし、リアルタイム決済を「高速化したACH(自動決済システム)」ではなく商品として管理し、ユースケースを考えることで、銀行は顧客に向けて新しく興味深い提案を創出し、何より重要なのは、収益を生み出す機会を得ることができた。本レポートでは、世界の他の市場から得られる5つの教訓について考察しており、米国の銀行はそれらの教訓を利用してリアルタイム決済の利用を加速し、その先にある機会を捉えることができる。